「パタゴニアって、もう流行りのピークは過ぎたんじゃない?」
「街でおじさんが着てるのをよく見るし、今さら着てたらダサい?」
そんな疑問を感じたことはないですか。
結論から言います。 パタゴニアは時代遅れどころか、今まさに「全盛期」を迎えています。
今回は、パタゴニアの基礎知識から、「なぜ時代遅れと言われてしまうのか」、そして「今なお最強ブランドである客観的な理由」まで、徹底解説します。
さとし分かりやすく説明していくね。
パタゴニアってブランド?
パタゴニアは、アメリカ発のアウトドアブランドです。
元々はクライミングの道具を作る小さな会社からスタートしました。
今では、登山やサーフィン、釣りなど、自然と遊ぶためのウェアを幅広く展開しています。
「最高の製品を作り、環境に与える不必要な悪影響を最小限に抑える」 これがコンセプトです。
【パタゴニアが愛される3つの理由】


・とにかく丈夫で長持ち
「親から子へ受け継げる」と言われるほど頑丈です。 安くはないけれど、長く使えるので結果的にコスパ良し!
・環境保護へのガチ度がすごい
売上の1%を自然保護団体に寄付しています。
リサイクル素材の使用はもちろん、「新品を買わずに、直して着よう」というメッセージも発信しています。
・機能美がおしゃれ
無駄のないデザインは、街着としても超優秀。
レトロなフリースやロゴTシャツは、もはやファッションの定番です。
パタゴニアがアメリカンだなと感じる一面



個人的に好きなアメリカンエピソードを紹介します



本編関係ないんですけどねw
2020年に起きた「タグ事件」


パタゴニアは政治的なメッセージも恐れずに発信します。
2020年に発売された一部のショートパンツのタグの裏に、“Vote the Assholes Out”こんな文字が隠されていました。
2020年の米国大統領選挙の時期に話題になった、パタゴニアのショートパンツのタグ。 直訳すると「ろくでなし共を投票で追い出せ」。



一説によると2020年トランプ大統領に向けてと言われています。



流石、アメリカ
流石、パタゴニア
社員ルール「いい波が来たらサーフィンに行け」
パタゴニアの創業者イヴォン・シュイナードが書いた本のタイトルにもなっている言葉。
Let my people go surfing(社員をサーフィンに行かせよう)。 これは比喩ではないみたいです。
- 「仕事中でも、いい波が来たらサーフィンに行っていい」
- 「パウダースノーが降ったら山へ行け」 遊びを大切にできない人間が、遊び道具なんて作れるわけがない。 そんな哲学が、あの自由な社風を作っているんですね。



自由の国、アメリカっぽいですよね
ここから本題にもどります!!
なぜ、パタゴニアは時代遅れと言われるのでしょうか
なぜ「パタゴニアは時代遅れ」と言われるのか?
では、なぜネット上では「オワコン説」が囁かれるのでしょうか?
理由は大きく分けて2つあります。
1. 「パタゴニアおじさん」の増殖
街を見渡すと、パタゴニアのフリースやダウンを着ている40代〜50代の男性、すごく多いですよね。
- お腹周りが楽
- 品質が良いから長く着られる
- 一着でサマになる
これらの理由で、大人の男性の「制服」化しています。
それを見た若者が「あ、お父さんの服だ」と感じてしまう……これが「古く見える」原因の正体です。
2. 「定番」になりすぎた
流行り廃りの激しいファッション界において、パタゴニアはずっと人気があります。
あまりにも街で見かけるため、「レア感」や「目新しさ」が薄れてしまったのも事実。
でもこれ、裏を返せば「一発屋で終わらず、文化として定着した」ということなんです。



でもこれ、裏を返せば「文化として定着した」ということなんです。
パタゴニアが「時代遅れ」ではない3つの理由
結論:流行り廃りを超えて「定番」になった
一時的なブームを通り越して、リーバイスのデニムやコンバースのスニーカーと同じ永遠の定番(スタンダード)の地位を確立しました。
「流行っているから着る」フェーズから、「良いものだから着る」フェーズに進化したのです。 だから、今年着ても、5年後に着ても、誰も「古い」とは思いません。
理由①:全米ブランド評判ランキング「常に上位」


アメリカの調査会社(Axios Harris Poll)による企業の評判ランキングで、並み居る大企業(Appleやテスラなど)を抑えて、何度も「全米1位」を獲得しています。
「商品が良い」「企業として信頼できる」 世界で最もクールだと評価されている企業が、時代遅れなわけがありません。
Axios Harris Poll(アクシオス・ハリス・ポール)とは?
アメリカ国民が選ぶ、企業の好感度・信頼度ランキング
理由②:売上高が「10億ドル」を突破
「時代遅れ」どころか、ビジネスとしては拡大を続けています。
パタゴニアは非上場企業なので正確な数字は公開していませんが、近年の推計では年間売上高10億ドル(約1,500億円以上)を超えていると言われています。
CM・広告はそこまでしていないのに!!
「ファンがファンを呼ぶ」状態で、これだけの規模を維持しているのは、ブランド力が落ちていない何よりの証拠。
【広告なしで、右肩上がりの急成長】
理由③:リセールバリューが「定価超え」することも
メルカリやヤフオク、古着屋を見てみてください。
「時代遅れのブランド」なら、中古価格は暴落しますよね?
- 30年前のフリース: 状態が良ければ数万円(定価以上)で取引される。
- 限定カラー: 発売直後にプレミアム価格がつく。 「買った値段とほぼ同じくらいで売れる」なんてこともザラ。 数字として市場価値が認められているからこそ、資産として買う人も多いのです。
注意点:こう着ると「昔の人」に見えるかも?
ブランド自体は古くありませんが、「着こなし」が古いと時代遅れに見える危険があります。
10年前に買ったフリースを、10年前と同じピチピチのサイズ感で着ていませんか?
- サイズ感: 今は少し「ゆとり」がある方がモダンに見えます。
- 合わせ方: 全身を昔の登山スタイルにするのではなく、今っぽい太めのパンツやスニーカーと合わせましょう。 アイテム自体は古着でもOKですが、サイズ選びや合わせ方だけ「今」にチューニングするのがコツです。



アウトドアカジュアルなファッションを心がけましょう
結論:流行り廃りを超えて「定番」になった
【絶対ハズさない】パタゴニアの傑作3選
1. 夏の制服 バギーズ・ショーツ(5インチ)
一着は持っておきたい、最強の水陸両用パンツ
「パタゴニアといえばこれ!」という人も多い大ベストセラー。
裏地がメッシュになっていて、海や川で泳いで、そのまま乾かして街へ買い物に行けるスグレモノです。
買うなら絶対に「5インチ(丈が短い方)」がおすすめ!
膝上のショート丈が今っぽく、Tシャツ一枚と合わせても野暮ったくなりません。 「短すぎるかな?」と不安でも、履いてみると意外とスッキリ見えてハマりますよ。
2. 冬の王者「クラシック・レトロX・ジャケット」
もこもこフリースなのに、風を通さない
街中で見かける、胸にナイロンポケットがついたあのフリースです。
可愛い見た目とは裏腹に、中に「防風バリヤー」というフィルムが入っているため、真冬でもアウターとして使える暖かさ。
一番人気は、生成り色の「ナチュラル」。
デニムにもチノパンにも合う万能カラーです。
女性が着ても可愛いので、パートナーとシェア・お揃いで購入するのもアリ!
3. 背中で語る「P-6ロゴ・レスポンシビリティー」
ただのTシャツじゃない、分厚い生地が魅力
パタゴニアの有名な山脈ロゴが、背中にドカンとプリントされたTシャツ。 素材はペットボトルとコットンの端切れをリサイクルした「100%再生素材」。
生地がとにかく分厚くて丈夫!
安っぽいペラペラ感がないので、一枚で着てもサマになります。
サイズ感は少し大きめ。
あえてルーズに着て、ストリートっぽく見せるのが今の気分です。
洗濯してもヨレにくいので、ガシガシ着倒せます。
【玄人向け】パタゴニアの隠れ名品3選
1. 魔法のウィンドブレーカー「フーディニ・ジャケット」
スマホサイズに収納できる「お守り」
紙みたいに薄いペラペラのジャケット?」と侮るなかれ。
これ、パタゴニア社員の愛用率が異常に高いアイテムなんです。
重さは約100g: 着ていることを忘れる軽さ。
手のひらサイズ: 胸ポケットに本体を押し込むと、なんとスマホくらいの大きさに収納可能。 まさに名前の通り、脱出王「フーディニ」のような魔法のジャケットです。
2. 人をダメにする着心地「キャプリーン・クール・デイリー」
一度着たら、もう綿のTシャツには戻れない
見た目は普通のロゴTシャツですが、素材が化け物です。
「着た瞬間ひんやりする」「汗をかいても秒で乾く」そして何より「シルクみたいにトロトロの肌触り」。
夏はこれ1枚で快適
冬はインナーとして蒸れ知らず 登山用ベースレイヤーの機能を持たせたまま、街着っぽく仕上げた傑作。
「全人類におすすめしたい」と言いたくなる、中毒性の高いTシャツです。
3. 街着に特化したフリース「R1エア・クルー」
「山感」ゼロ。ニットみたいに着られる高機能ウェア
パタゴニアのフリース=モコモコ(レトロX)だけじゃありません。
これは、特殊なジグザグ織りが特徴のテクニカルフリース。
見た目がスマート: 普通のクルーネックのニットのように見えるので、シャツの上に着ても仕事着として通用します。
暑くなりすぎない: 通気性が抜群なので、暖房が効いた電車や室内でも「暑っ!」となりません。 「レトロXは街だと暑すぎるんだよね……」という暑がりさんにこそ、激推ししたい一着です。
まとめ:自信を持って着よう!
パタゴニアが時代遅れに見えるとしたら、それは「着こなし」の問題かもしれません。
- サイズは少しゆとりを持って選ぶ(ピチピチはNG!)
- 全身を登山スタイルにせず、スニーカーなどで街着っぽく崩す
これさえ意識すれば、これほど頼りになる相棒はいません。
流行を追うのに疲れた大人がたどり着く「永遠の定番」。 それがパタゴニアです。
周りの声なんて気にせず、ガシガシ着倒して、自分だけの味を出していきましょう!









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