オフホワイト=ダサい、オワコン
そんな言葉を耳にします。
オフホワイト(Off-White)は世界中で人気のブランドであり、歴史が浅いのにも関わらず最もホットなブランドに選ばれるほど注目度が高いです。
そこで今回は、オフホワイトは本当にダサいのか、オワコンなのか徹底的に調べていきます。
オフホワイトとは 歴史について
オフホワイトの創業
オフホワイト(Off-White)の始まりは、アメリカのファッションデザイナーであり、音楽プロデューサーであるヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)によって設立されました。
ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)は、1980年9月30日にイリノイ州ロックフォードで生まれ、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校で建築学を学び、その後、イリノイ大学シカゴ校で建築の修士号を取得しました。
シカゴの高級ブティックで店員として働き、その後、アメリカの大手ファッションブランドであるロックス(Roc-A-Wear)やファッションハウスのファッション業界での経験を積みました。
オフホワイトの設立は2012年にカニエ・ウェスト(Kanye West)とのコラボレーションプロジェクトとして始まりました。
オフホワイトの本拠地
オフホワイト(Off-White)の本拠地は、イタリアのミラノにあります。
ヴァージル・アブローが設立したこのファッションブランドは、ミラノを拠点として、世界中でファッションアイテムのデザイン、製造、販売を行っています。
オフホワイトのファッションスタイル
ストリートファッションとラグジュアリーファッションを融合させた独自のアプローチで知られています。
オフホワイトのアイテムは、斬新なデザインが特徴的です。特に、ヴァージル・アブローの哲学である「破壊と再構築」の考え方が反映されたデザインが多く、伝統的なファッションの枠組みを超えた斬新なアプローチが特徴です。
オフホワイトのファッションには、ストリートウェアの要素が取り入れられています。
一方で、オフホワイトのファッションには高品質な素材や工芸品が使用されており、ラグジュアリーな要素も強調されています。
オフホワイトのファッションは、ストリートカルチャーとハイファッションを融合させたスタイルであり、そのユニークなアプローチが多くのファッション愛好家に支持されています。
オフホワイトのロゴ
オフホワイトのロゴは、ブランドを象徴する重要なデザイン要素の1つです。
そのロゴは、縦書きの斜線で構成されており、文字の間に「Off-White c/o Virgil Abloh」という文字列が配置されています。ここで、「c/o」は「care of(~の世話に)」を意味し、ヴァージル・アブローへの敬意を表しています。
このロゴデザインは、ヴァージル・アブローがブランドを設立した際に採用され、オフホワイトの製品やアイテムに広く使用されています。特に、その斜線のデザインは、オフホワイトのアイデンティティを象徴し、ブランドの製品を一目で識別できる独特な特徴となっています。
ロゴはオフホワイトのストリートの面が影響しています。
ブランド名の由来
オフホワイト”というブランド名は、ブラックとホワイトにも属さない色の概念を超えた中立的な意味を持ち、ファッションとアートの間にある境界を模索するというヴァージルの哲学を表しています。
国際的な展開
オフホワイトは、パリやミラノなどの国際的なファッションウィークでコレクションを発表し、世界中での展開を果たしました。その斬新なアプローチやデザインは、多くのファッション愛好家に支持されました。
オフホワイトの流行
オフホワイトは設立後すぐに成功を収め、若い世代のファッション愛好家から注目を集めました。その斬新なデザインやアプローチが高く評価され、ファッション業界での地位を確立しました。
特にNIKE、RIMOWA、ドクターマーチン、MONCLERなど人気有名ブランドとのコラボによる流行がより加速しました。
2020年にはバレンシアガ、グッチ、Nikeなどを抑えて3期連続で「最もホットなブランド」に輝いています。
オフホワイトがダサい・オワコンである理由
流行し過ぎたから
オフホワイトのデザインは、ストリートファッションとラグジュアリーファッションを融合させたものであり、日本の若者の間で人気の高いストリートファッション文化に適合しています。
その斬新なデザインやアート的な要素は、日本のファッションシーンで高い評価を得ています。
20~30歳代に人気の高いオフホワイトですが、街中を見渡すとチラホラ見受けます。
オフホワイトを着ていると量産型・ハイブランドを着ている人と悪いイメージが付いてしまいます。
また、流行すると一定数悪評する人も増えるものです。
着ている人がダサい
オフホワイトは特に若者に人気がありますが、着ている人の層のイメージがあります。
マルチ商法やヤリラフィー、転売ヤー、やからなど着ている人のイメージが定着している傾向があります。
ストリートブランドだからこそ、ブランドイメージはとても重要ですが、着ている人のイメージや着ている相が悪評となっています。
転売・転売ヤーのイメージ
オフホワイトは人気商品が多く、Nikeやドクターマーチンとのコラボ商品や有名人・インフルエンサーが着用した商品は入手困難なレベルで人気が高いです。
そこに集るのが転売目的の転売ヤーです。
中古価格が高騰するのは一種ブランドの価値にもなりますが、転売ヤーたちで価格を高騰させたり、本当に愛用したい人に届かない現象によりファンを辞める人が出るなど誰も得しないのが現状です。
中古価格が下がればオフホワイトの価値も下がるという思考に陥りやすいため不毛な現状でしょう。
ロゴの主張が強い
オフホワイトはストリートファッションや独自のスタイルにより派手な服、ロゴの主張が強い服も数多くあります。
オフホワイトのロゴイメージをそのままに派手目な服を購入すると悪目立ちすること間違いないでしょう。
そういった場合、上記に記載した悪いイメージも付いて回るため、ロゴの腫脹が強いものはダサいと思われる傾向があります。
全身ハイブランドにしてしまう
大衆イメージとして全身ハイブランドを着ている人はダサい、表面的な価値観の印象を与えることがあります。
また、服に着せられている印象も与えるためせっかく高い買い物をして着用してもダサく見えてしまいます。
さきほど同様に、上記に記載した悪いイメージも付いて回るため、ロゴの腫脹が強いものはダサいと思われる傾向があります。
創設者ヴァージル・アブローの他界
ヴァージル・アブローは、2019年に癌の診断を受けました。
心臓血管肉腫の難病を患い、身に発生する腫瘍について、臓器ごとの発生頻度を調べたときに、心臓から発生する頻度は0.1%以下とされており、有効な治療も少なく2021年11月28日に他界されました。
ヴァージル・アブローの業績はとてつもなく、オフホワイトを約10年で最もホットなブランドに選ばれるまでのブランディングは偉業です。
2018年には、アブローは世界的なファッションブランドであるルイ・ヴィトンのメンズウェアのアートディレクターに就任しました。これは、ファッション業界で初めて黒人デザイナーがルイ・ヴィトンのアートディレクターに就任した歴史的な出来事でした。
そんな、ヴァージル・アブローが他界されたことにより、良くも悪くも今後のオフホワイトにはより注目が高まるでしょう。
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