「バレンシアガ ダサい」「バレンシアガ オワコン」
よくそんな言葉を耳にします。
結論:バレンシアガはダサくない、オワコンではない
数あるハイブランドの中でも特に人気のある「バレンシアガ」。
ロンドン発の検索エンジンであるLYST INDEXが発表しているブランド人気ランキングでは近年1、2位を争うほどの圧倒さです。
最近は「バレンシアガ ダサい」「バレンシアガ オワコン」などの言葉が予測検索に引っかかることがあります。
そこで今回は、バレンシアガが本当にダサく、オワコンなのか確認をしていきましょう。
バレンシアガとは 歴史について
バレンシアガがダサい・オワコンなのかを判断する上で、BALENCIAGAの歴史について話していきましょう。
バレンシアガの創業
創業者クリストバル・バレンシアガは、スペインのバスク地方で生まれ、1917年にサン・セバスティアンに最初のブティックを開きました。スペイン王室の御用達になるほどに名声・人気が高かったそうです。
その後、スペイン内戦の影響で1937年にパリに移り、そこでメゾンを再設立しました。
そのため、創業はスペインですが、現在でもフランスのブランドとして有名となっています。
クリストバル・バレンシアガはオークチュール(オーダーメイド)で圧倒的な技術を持っていました。
ココ・シャネルは全ての工程を一人だけでできるのはクリストバル・バレンシアガしかいないと言うほどでした。
また当時、世界で圧倒的な人気であったディオール。
ディオールのファッションスタイルは、ウエストを絞ったタイトなスタイルが世界的な流行となっていました。
しかし、バレンシアガはウエストラインを持たないストレートなスタイルを追求し、革命を起こしたと言われています。
あのクリスティアン・ディオールが我々の師匠だと呼ぶほどな圧倒的な技術とアイデアを持っていたのでしょう。
現在でもバレンシアガの象徴であるビックシルエットは当時からの影響が高いと思われます。
体系を気にせずに着ることのできる服を造り上げたクリストバル・バレンシアガは女性を開放したと言われています。
しかし、1968年にフランス革命が起こり、贅沢や優雅などの高級志向が市民の思考からなくなり、バレンシアガは徐々に衰弱していきました。
その後、全ての店舗を閉鎖し、引退から4年後にクリストバル・バレンシアガの障害を終えました。
それから1990年代までは倒産寸前であり、香水ブランドとして存続していました。
・オートクチュールとは
パリ・クチュール組合に加盟する店、および加盟店で作られるオーダーメイドの一点物のことです。
フランス語で、オート(haute)は、「高い」「高級」、クチュール(coutur)は「縫製」「仕立服」という意味で、これらを合わせてオートクチュール=「高級仕立服」。
一点物の中でも、パリ・クチュール組合の加盟店で作られたものだけをオートクチュールと呼べるのです。
倒産寸前から再流行
それから1990年代までは倒産寸前であり、香水ブランドとして存続していました。
最初の転機があったのは、1997年の「ニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)」がチーム加入後2年の26歳の若さでクリエイティブディレクターに就任しました。
ニコラ・ジェスキエールはコレクションで新生バレンシアガのイメージを付け、世界中に再認識させました。
また、大きな転機はグッチグループによる買収です。
買収されたことにより莫大な資金で投資をすることができ、ファッションブランドの規模を拡大していきました。
近年の流行は2015年にクリエイティブディレクターに就任した「デムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)」
デムナ就任以前のバレンシアガは高級志向なラグジュアリーなハイブランドさを前面に押しており、若者からの人気はそこまで高くありませんでした。
しかし、デムナが就任以降はラグジュアリーとストリートを混合した高級感とカジュアルさをバランス良く展開し、若者の人気を加速させました。
デムナ・ヴァザリアの功績は…
〇BALENCIAGAのロゴ変更による人気と知名度の加速
〇現在のビックシルエット人気の先駆けとバレンシアガの歴史と現代化の混合
〇奇抜なマーケティング戦略による知名度と人気の加速
〇固定概念に収まらないアイテムやショーの展開
〇オートクチュールラインの復活 etc.
デムナの功績は数多くありますが、現在の圧倒的な人気が頷けるほどの最先端を走っています。
バレンシアガがダサい・オワコンと言われる理由
ロゴドンな商品がダサいと言われがち
バレンシアガのイメージが強くなる「BALENCIAGA」のロゴがドンとプリントされているアイテム。
どうしもロゴドンなアイテムはブランドイメージになりやすく、そんなアイテムが多いと思われがちです。
しかし、バレンシアガのアイテム数は多く、オートクチュールの高級アイテム・若者向けのストリートアイテム、奇抜なアイテム・シンプルなアイテムなど様々です。
ロゴドンと思われがちだが、アイテム数は他のブランドと比較しても圧倒的
ロゴドンだけ目立ち、ダサいと言われてしまう風潮
圧倒的に人気だから
バレンシアガの人気は圧倒的です。
ロンドン発の検索エンジンであるLYST INDEXが発表しているブランド人気ランキングでは近年1、2位を争うほどの圧倒さです。
それによりバレンシアガを着る=オシャレ、イケていると思う人が多く居てもおかしくない、むしろ普通なレベルです。
世界一人気なブランドを好きで、それを着たいと思うことの何がダサいのでしょうか。
若者が好むブランドを作り、マーケティングし続けているバレンシアガの凄さを調べれば調べるほどに感じました。
「バレンシアガ=ダサい」ではなく、バレンシアガを着ている変な人、中途半端な人がダサいorダサい人がバレンシアガを着ているのでしょう。
ロゴドンと思われがちだが、アイテム数は他のブランドと比較しても圧倒的
2023年春夏コレクションの炎上
2023年の広告写真が炎上しました。
BDSM(B:ボンデージ、D:ディシプリン、S:サディズム、M:マゾヒズムの頭文字をとった嗜虐的性向の総称)を連想させる格好のクマ、そしてクマを吊るすように持つ子どもが写った広告を掲載していました。
ハンドバックの広告写真では、児童ポルノに関する裁判資料が写り込んでいると指摘されています。
これに関してはデムナ・ヴァザリアも謝罪しています。
度々、過激的なインパクトのあるショーやイベントでマーケティングを行っています。
日本でも汚れた運動靴!?で炎上
バレンシアガで購入した16万円のスニーカー「トリプルS」
ユーズド加工がボロボロで汚い運動靴ではないかとXの投稿で話題に。
奇抜なSNSマーケティングだけを見て判断している
SNSのマーケティング上、奇抜・汚い・攻めたデザインなどの商品がSNSで話題となる傾向があります。
それが知名度・人気を加速させ、バレンシアガ全体の向上につながります。
SNSで話題になるためには、独創性、多様性など一味違う情報を発信する必要性があります。
それだけを見て、「このブランド終わってる」と思うのは、表面しか見れていないバカな人かもしれませんね。
着ている人がダサい
バレンシアガは特に若者に人気がありますが、着ている人の層のイメージがあります。
マルチ商法やヤリラフィー、転売ヤー、やからなど着ている人のイメージが定着している傾向があります。
ストリートブランドだからこそ、ブランドイメージはとても重要ですが、着ている人のイメージや着ている相が悪評となっています。
全身ハイブランドにしてしまう
大衆イメージとして全身ハイブランドを着ている人はダサい、表面的な価値観の印象を与えることがあります。
また、服に着せられている印象も与えるためせっかく高い買い物をして着用してもダサく見えてしまいます。
さきほど同様に、上記に記載した悪いイメージも付いて回るため、ロゴの腫脹が強いものはダサいと思われる傾向があります。
バレンシアガを着こなす方法
ロゴドンな商品を買わない
バレンシアガの服=「BALENCIAGA」の横文字のブランドのロゴの主張が強い服やアイテムが多いイメージがあると思います。
しかし、ロゴを主張としてアイテムはバレンシアガのごく一部の製品に過ぎず、数多くのファッションアイテムを展開しています。
SNSでの戦略・拡散目的としてもロゴのイメージが強くなりますが、決してそれだけではありません。
多方面からバレンシアガに触れて、本当に好きなアイテムを手に取ってみましょう。
素材に着目する
バレンシアガの創業者であるクリストバル・バレンシアガはオートクチュールの世界でその卓越したデザインと技術で高い評価を受けてきました。
現在でも、2021年、バレンシアガは再びオートクチュールラインを復活させ、上質であり、刺繍や縫製の技術を活かした製品数多くあります。
ビジュアル面だけでなく、どんなバレンシアガのアイテムを着用したいか考えてみるのも良いかもです。
オシャレにアンテナを張る
これは、バレンシアガだけではなく、どのハイブランドにも言えることですが、オシャレにアンテナを張ることが大事です。
バレンシアガを身に着けている人でダサいと思われる人は「バレンシアガを着ていればオシャレ、間違いない」と誤った認識をしている人が多いです。
返って、オシャレな人は全身のコーディネート、バランスを重要視してバレンシアガ以外の身に着けている物もこだわっていることが多いです。
バレンシアガを着ていたらオシャレの思考を捨てることです。
コメント
コメント一覧 (2件)
[…] […]
[…] […]