近年、街中でもスポーツシーンでも、「あの分厚いソールのシューズ」を見かける機会が格段に増えました。
それが、フランス発祥の革新的なブランドHOKA(ホカ)です。
一目見たら忘れられないその極厚なデザインは、「まるで雲の上を歩いているよう」と世界中で大絶賛される一方で、「ごつすぎる」「ダサい」といった厳しい意見も耳にします。
本記事では、この人気沸騰中のHOKAについて、
- ブランドの歴史と決定的な特徴
- なぜ一部で「ダサい」と言われるのか?
- 世界が熱狂する「人気の秘密」
を徹底解説します。
HOKAの購入を迷っている方も、その正体を知りたい方も、ぜひ最後までご覧ください。
靴に「HOKA」と大きく印字してあるのが印象的だよ
目次 【クリックして好きなところへスキップ】
HOKAとは?歴史と「厚底」へのこだわり
引用:HOKA
HOKAの決定的な3つの特徴
HOKAを一躍有名にしたのは、その独自のテクノロジーとデザインです。
1. 極厚の「マシュマロ」クッション(厚底ミッドソール)
HOKAの代名詞。一般的なシューズよりも遥かに厚いミッドソール(靴底の中間層)が特徴です。
- 衝撃吸収性: まるでマシュマロのような柔らかさで、着地時の衝撃を大幅に吸収し、関節や筋肉への負担を最小限に抑えます。
- 軽量性: 厚底でありながら、軽量なEVA素材や高反発なフォームを使用することで、驚くほどの軽さを実現しています。
2. メタロッカー(靴底のカーブ構造)
靴底がゆりかごのようにカーブしている構造(ロッカー形状)を採用しています。
- 推進力: かかとでの着地からつま先での蹴り出しまで、流れるようなスムーズな足運びをサポートし、少ない力で最大の推進力を発揮します。
3. アクティブフットフレーム
ミッドソールが足を包み込むような「バケットシート型」のデザインになっています。
- 安定性: 分厚いミッドソールの中に足が収まることで、厚底にもかかわらず高い安定性を確保し、グラつきを抑えます。
ブランド名の由来
ブランド名:HOKA ONE ONE(ホカ オネオネ)
独特な名前、特にオネオネは呼びにくいし、ONEと書いてオネは一目見た時には呼べないですよね。
- HOKA = 「飛ぶ」や「舞い上がる」イメージ
- ONE ONE(オネオネ) = 「大地」「地面」
- 直訳すると → 「大地を飛ぶ」 または 「地面から飛び立つ」
ニュージーランドのマリオ語で「大地を飛ぶ」=ランナーが「飛ぶように走れる」感覚を意味して付いたようです。
オネオネってダサいなと思ってたから、凄くいい意味があってビックリ
アイデアのきっかけ
創業者の二人はもともとサロモンで働いており、トレイルランニングやスキー関連の開発に携わっており、山岳スポーツに深く関わっていました。
トレイルランニングの中でも特に「下り坂」を速く、安全に走れるシューズが存在しないことに不満を感じていました。下りは膝や関節に負担が大きく、怪我の要因となる。
そこで「マラソンシューズと違い、厚底でクッション性を強化すれば逆に速く走れるのでは?」と考えたのが始まりだと言われています。
現在でもHOKAの分厚いソール、曲線は初期からのアイデア
HOKAが「ダサい」と思われる5つの理由
HOKAが一部で敬遠されるのは、その革新的なデザインが一般的なスニーカーの美意識から外れているためです。
極端すぎる「厚底」のボリューム感
HOKAの最大の特徴である極厚のミッドソールが、ファッションとしては「ごつすぎる」「大きすぎる」「いかにも靴が浮いているように見える」と見なされることがあります。
ランニングシューズ然とした派手なカラーリング
機能性を重視したモデルでは、視認性を高めるための蛍光色や原色を用いた派手なカラーリングが多く、「普段使いには浮いてしまう」「スポーツ感が強すぎる」と感じられることがあります。
真っ黒なBONDIやCLIFTONはビジネスシーンでも活躍しています
コーディネートが難しい
細身のパンツやスカートと合わせると、靴のボリュームが目立ちすぎてバランスを取るのが難しいと感じる人が多いです。
合わせる服を選び、着こなしの工夫が必要な点も敬遠される理由です。
「いかにも流行に乗った」というイメージ
近年のスニーカーブームで一気に人気が爆発したため、「ミーハーに見える」「ブームに乗っているだけで個性が無い」といった、ファッション感度が高い層からの批判的な意見も一部で存在します。
ランニングシューズとして安価ではない
機能性を重視しているため、ニューバランス420のような手頃な価格帯とは異なり、スニーカーとしては高価格帯に位置することも、購入をためらう理由になります。
HOKAが「人気」を博している5つの理由
1. 究極のクッション性による圧倒的な快適さ
HOKA最大の魅力は、その極厚(マキシマムクッション)ミッドソールです。
- まるでマシュマロの上を歩いているかのようなソフトな履き心地を提供し、着地時の衝撃を劇的に軽減します。
- この快適性が、ランナーだけでなく、立ち仕事や長時間のウォーキング、膝や腰に不安がある一般ユーザーからも絶大な支持を得ています。
2. 「ダッドシューズ」ブームに乗ったデザイン性
初期は異端視された厚底のデザインが、近年のファッション界における「ダッドシューズ(ボリューミーなスニーカー)」や「アウトドアブーム」のトレンドに完全に合致しました。
- 独特な形状と大胆な色使いが、ファッションアイテムとして強い個性と存在感を発揮し、おしゃれな層からの支持を集めています。
3. 軽さと推進力を両立したランニングパフォーマンス
単に厚いだけでなく、HOKAのシューズは驚くほど軽量です。
- さらに、靴底がカーブしている「メタロッカー構造」が、足の運びをスムーズにし、少ない力で前へ進む推進力を生み出します。
- この機能性により、長距離を走るランナーの疲労軽減とパフォーマンス向上に貢献しています。
競技シーンでもカジュアルでも軽く疲れにくいのは有難い
4. ライフスタイルとアウトドアシーンへの展開
ランニングシューズの枠を超え、製品カテゴリーを幅広く展開しています。
- 日常使いに特化したシックなカラーのライフスタイルモデルや、高い安定性とグリップ力を備えたハイキングシューズ(KAHA、ANACAPAなど)を次々と発表。
- アウトドア系ファッション(アスレジャー)の需要を取り込み、多様なユーザー層を獲得しました。
5. プロや専門家からの高い評価と信頼
HOKAは、創業当初からウルトラマラソンなどの過酷な競技で実績を積み重ねてきました。
- 多くのトップアスリートや専門家がトレーニングやレースで使用している事実が、ブランドへの高い信頼性を裏付けています。
- これが、一般のランナーやユーザーにも「機能的に間違いない」という安心感を与えています。
HOKA(ホカオネオネ)の評判・口コミ
やはり機能性・クッション性の評判がかなり高い。
HOKA(ホカオネオネ)のおすすめ商品
BONDI(ボンダイ)
HOKA
¥24,200 (2025/11/22 09:02時点 | Amazon調べ)
ポチップ
- HOKAの BONDI(ボンダイ) はブランドを代表するモデルのひとつで現在BONDI9まで発売しています。
- BONDIはHOKAの中で最も厚いミッドソールを搭載。特にクッション性を重視したシューズ。
- ロードランニングはもちろん、タウンユースや立ち仕事用としても人気があります。
- 前後にカーブしたロッカー形状のソールにより、接地から蹴り出しまでが滑らか。
- カラーバリエーションも豊富
BONDIはクッション性と安定感
CLIFTON(クリフトン)
HOKA
¥17,090 (2025/11/25 00:39時点 | Amazon調べ)
ポチップ
- BONDIと並んでブランドを代表するロードランニングシューズです。HOKAの魅力である「クッション性」と「軽さ」のバランスが取れているため、HOKAを初めて履く人にもおすすめされる定番モデル。
- EVAミッドソールにより、十分なクッション性を保ちながら軽量化 に成功しています。
- BONDIに比べ推進力を重視したデザイン。
- カラーバリエーションも豊富で、スポーツ用だけでなくファッションスニーカーとしても人気。
CLIFTONは推進力
Rincon(リンコン)
HOKA
¥11,580 (2025/11/25 00:39時点 | Amazon調べ)
ポチップ
- HOKAのラインナップの中でも「軽量かつスピード感のあるモデル」として人気があります。
- 片足200g台(モデルやサイズにより前後)という驚きの軽さで、レースやテンポ走に最適。
- 軽量ながらHOKAらしい厚底ミッドソールを搭載。
- メタロッカーテクノロジー(ゆりかご形状のソール)が、スムーズな重心移動をサポート。
- 「1足で幅広く使えるシューズ」としてランナーに重宝されている。
Rinconは「軽さ × クッション × 推進力」のバランス
Speedgoat(スピードゴート)
HOKA
¥11,580 (2025/11/25 00:39時点 | Amazon調べ)
ポチップ
- HOKAを代表する トレイルランニングシューズ で、トレイルランナーから絶大な支持を受けています。
- 名前の由来は、伝説的トレイルランナー「カール・メルツァー(Karl Meltzer)」のニックネーム「スピードゴート」にちなんでいます。
- Vibram® Megagripアウトソールを採用。
- 長時間のトレイルでも足の疲労を軽減し、ウルトラトレイルにも対応可能。
Speedgoatは「クッション × グリップ × 安定感」のバランス
まとめ
HOKAは、「究極の快適性」という譲れない機能性を追求した結果、唯一無二の極厚デザインを確立しました。
そのデザインは「ダサい」と揶揄されることもありますが、一度その履き心地を知ると、その評価は一変します。
ランニングのパフォーマンスを高めることはもちろん、「あなたの日常を楽にする」ための機能性に溢れたシューズです。
ぜひ、機能とデザインのバランスを見て、あなたにとってベストなHOKAの「Time to Fly(さぁ、飛ぼう)」体験してみてください。
「ダサい」かどうかは結局、個人の好みとスタイル次第。
大切なのは、自分が着たいと思うかどうか、そして自分のスタイルに合うかどうかです。
最終的には、自分が気に入ったものを着るのが一番おしゃれだと思いませんか?
ブランド・ガジェットブログ
HOKA(ホカオネオネ)はなぜ人気!?どこの国・口コミや評判まとめ |
近年、ラインニングシューズでよく目にする『HOKA(ホカオネオネ)』。独特なソールやカラーバリエーションでインパクトのあるデザインで気になる方もいるでしょう。そこで本…
コメント