ニューバランスはどこの国・モデル別の生産国

街を見渡せば、必ず誰かが履いているニューバランス。
「N」のロゴがおしゃれで、履き心地も最高ですよね。

でも、ふとこんな疑問を持ったことはありませんか？

「ニューバランスって、そもそもどこの国のブランド？」
「USA製とかUK製とかあるけど、何が違うの？」

今回は、そんな素朴な疑問をサクッと解決！
これからニューバランスを買おうと思っている人も、すでに持っている人も、知っておくとちょっと自慢できる豆知識をまとめました。

1. ニューバランスはどこの国？

結論から言うと、ニューバランスはアメリカ（USA）のブランドです！

誕生したのは1906年、アメリカのボストン。
なんと100年以上の歴史がある超老舗なんです。

もともとはスニーカー屋さんではなく、「偏平足などを治すための矯正靴」を作るメーカーとしてスタートしました。
「履いた人に”新しい（New）バランス（Balance）”感覚をもたらす」という意味が込められているんですよ。

2. 【一目でわかる】モデル別の生産国まとめ

「ニューバランスの型番、数字ばっかりで覚えられない…！」
そんな方のために、生産国ごとの代表的なモデルをリストにしました。

アメリカ製（Made in USA）

〜憧れの最高峰！職人の手作り〜
シュータン（ベロ）に「MADE IN USA」と誇らしげに刺繍が入っているのが特徴。
スニーカー好きが最終的にたどり着く場所です。

• 990 シリーズ （v1〜v6 全部USA！）
• 992 （スティーブ・ジョブズ愛用）
• 993
• 1300 （スニーカーの最高傑作）
• M996

イギリス製（Made in UK）

〜革靴のような上品さ〜
レザーの使い方がうまく、シルエットが少し細身でシュッとしています。
ジャケットスタイルに合わせるなら間違いなくこれ。

• 1500 （サイドのNロゴが小さいのが目印）
• 991
• 576 （もともとオフロード用で頑丈）
• 920

アジア製（Made in Asia）

〜コスパ最強＆トレンドの宝庫〜
中国、ベトナム、インドネシアなどがメイン。
「安かろう悪かろう」ではありません！
最新技術を搭載したハイテクモデルや、普段履きに最適なモデルが揃っています。

• 574 （丸っこいフォルムのド定番）
• CM996
• 2002R （今、一番おしゃれな人が履いてるやつ）
• 1906R
• 9060 （ボリューミーな足元に）
• 327 （大きなNロゴが特徴）
• 530 （韓国ファッションで大人気）

【裏ワザ】型番のアルファベットで生産国がわかる？

ニューバランスの靴には、「M996」とか「CM996」とか、数字の前にアルファベットがついていますよね。

実はこれ、「生産国のヒント」が隠されているんです！
100%絶対ではありませんが、大まかな判別に使える便利な法則を教えちゃいます。

① 「M」で始まる品番（例：M996, M1300, M1500）

数字の前にシンプルに「M」だけがついているモデル。 これは基本的に、
「正規ライン」＝ USA製・UK製であることが多いです！

• M ＝ Men’s（メンズ）の略ですが、ライフスタイルモデルにおいては「フラッグシップモデル（高級版）」を指すことがほとんど。
• 価格は高め（3万円〜）。
• 例外：ランニング専用のスポーツシューズ（M880など）は「M」でもアジア製です。あくまで「街履きのクラシックなやつ」で見分けるときの目安に！

② 「CM」「ML」で始まる品番（例：CM996, ML574）

「M」の前に「C」がついたり、後ろに「L」がついたりしているモデル。
これらは、「アジア製」であるサインです！

• CM ＝ Classic（クラシックなアジア製復刻）
• ML ＝ Men’s Lifestyle（メンズライフスタイル・アジア製）
• 価格はお手頃（1万円〜1.5万円）。

③ 「U」で始まる品番（例：U9060, U990）

最近増えているのがこれ！

• U ＝ Unisex（ユニセックス・男女兼用）

ここが要注意！ 「U」はサイズ展開を表しているだけなので、これだけでは生産国が分かりません。

• U990 v6 ➔ USA製
• U9060 ➔ アジア製 というふうに混在しているので、「U」の場合はタグを見るのが確実です。

各シューズの紹介

代表的なモデルを詳しく見ていきましょう。

2-1. 574 – 国民的定番モデル

• 初登場年：1988年
• タイプ：ライフスタイルスニーカー（元はオフロードランニング用）
• シリーズ：500番台（安定性重視のトレイルラン仕様）
• 型番例：ML574（メンズ）、WL574（レディース）、YV574（キッズ）

ニューバランスの574（ML574）は、ブランドの中でも最も人気のある定番モデルのひとつです。
レトロ感のあるデザインと履き心地の良さから、ファッション・ライフスタイル・通勤通学など幅広いシーンで愛されています。

• 丸みのあるフォルムに、サイドの大きな「N」ロゴ。
• スエード＋メッシュのアッパーで、どんな服にも合わせやすい。
• クッション性に優れたENCAPミッドソール（ポリウレタンで包まれたEVA）を採用。
• 高すぎない価格帯（1万円前後）ながら、耐久性・快適性・デザインすべて◎。
• 定番だからこそ、型落ちモデルやセールも多く手に入れやすい。

2-2. 996 – 洗練されたデザイン

• 初登場年：1988年
• 用途：当初は本格ランニング用（現在はライフスタイル向け）
• 型番：CM996（現行）／M996（USA製）／WL996（レディース）
• シリーズ：900番台（高品質・ハイスペックシリーズ）

洗練されたシルエットと上質な履き心地で人気を集める名作モデル。とくに「スリムで大人っぽいデザイン」が特徴で、ファッション性と快適性を兼ね備えたニューバランス屈指のロングセラースニーカーです。

• ニューバランスの中でも特に「細身」のフォルム。
• シャープでスマートな見た目は、ジャケパンやスラックスとも好相性。
• 574などよりも「都会的」「スタイリッシュ」と評される。
• C-CAP（シーキャップ）ミッドソールとENCAP構造を搭載。
• 衝撃吸収性と安定性に優れ、長時間歩いても疲れにくい。
• 上質なスエード＋メッシュの組み合わせ。
• アメリカ製（M996）は特に高品質で価格も2万円前後とプレミアム。

2-3. 990シリーズ – 最高級ライン

代表モデル一覧（年代順）

モデル	発売年	特徴
990（初代）	1982年	当時の高価格ランシュー（約100ドル）で話題に
990v2	1998年	ABZORB搭載。ソールに厚みが出てクラシック感UP
990v3	2012年	現代風のボリューム感と快適性を両立
990v4	2016年	デザイン性と機能性が高次元で融合。街履きにも◎
990v5	2019年	スポーティで高級感のある素材感に刷新
990v6	2022年	フォーム刷新。FuelCell搭載でよりモダンに進化
996 997 998 999	1988〜1996年	洗練されたフォルムや配色で、ファッション用途に人気

990シリーズ（990, 991, 992, 993など）はニューバランスの最高級ライン。

• 米国工場（ボストンまたはメイン州）で手作業生産
• 素材や縫製、クッション設計などすべてが高水準
• ENCAP（安定性＋クッション）
• ABZORB（衝撃吸収）
• 最新モデルではFuelCell搭載（より高反発）
• ビジネスカジュアルや大人の休日コーデにもなじむ

2-4. 327 – 新世代の人気モデル

• 発売年：2020年
• インスパイア元：1970年代のランニングモデル（320、355など）
• 特徴：レトロ × 近未来の融合デザイン
• シリーズコード：MS327（メンズ）、WS327（ウィメンズ）

• アシンメトリーな配置で視線を引く、大胆なデザイン
• クラシカルながらモダンな印象を演出
• 1970年代のトレイルシューズを思わせるラバーのラギッドソール
• ソールはやや厚底で、脚長効果も期待できる
• ベーシックなグレー、ネイビーからパステル、マルチカラー、アニマル柄まで多彩
• コラボモデルも多数（Casablanca、Levi’s、BEAMSなど）

2-5. 1300 – クラシカルな名作

• 初登場年：1985年
• 当時の価格：$130（超高額で話題に）
• 製造国：アメリカ（Made in USA）
• 特徴：高級素材、極上の履き心地、クラシカルなデザイン
• モデル記号：M1300（USA製）、JP（日本限定復刻）

• EVA＋ポリウレタンの2層構造で、当時としては画期的なクッション性能
• ランニング用モデルとして設計されながら、日常履きにも最適な快適さ
• 上質なピッグスキンスエードとナイロンメッシュのコンビ
• ツヤ感と柔らかさがあり、上品な仕上がり
• ニューバランス伝統のグレーカラーは、どんなコーデにもなじむ万能色
• ファッション・スニーカーファンから長年の支持を獲得