革製品を探していると必ず目にするブランド、PORCO ROSSO(ポルコロッソ)。
福岡発のハンドメイドブランドで、その名の通り紅い豚(ポルコロッソ)のような鮮やかな赤色のレザーが印象的ですよね。
でも、購入前にネットで検索してみると…… 「ポルコロッソ ダサい」 なんていう予測変換が出てきて、ドキッとしたことはありませんか?
「個性的すぎて浮くのかな?」 「おじさんくさいデザインなのかな?」
さとしわかります、その不安。私も最初は『この丸っこいデザイン、ちょっとレトロすぎない?』って思ってました。でも、実物を見るとその印象がガラッと変わるから革の世界は面白いんです!
結論から言うと、ポルコロッソは決してダサくありません。
むしろ、「革を育てる(エイジング)」ことを前提にした、非常にこだわり抜かれたカッコいいブランドです。
この記事では、なぜネガティブな検索ワードが出るのかという理由から、実際に使っている人の評判、そして初心者が買うべきおすすめアイテムまでを徹底解説します。
1. なぜ「ダサい」と言われる?理由は「個性」にあり
火のない所に煙は立たないと言いますが、なぜ「ダサい」という意見が出てくるのでしょうか?
1. デザインが「昭和レトロ」すぎる
ポルコロッソのバッグは、昔のお医者さんが持っていた「ドクターズバッグ」や、学生鞄をモチーフにしたものが多くあります。
このクラシックで丸みを帯びたフォルムが、流行りの「韓国ファッション」や「ミニマルデザイン」を見慣れた人には、 「おじいちゃんが持ってる鞄みたい」 「昭和の香りがする」 と、古臭く(ダサく)見えてしまうことがあります。
2. 「ランドセル」っぽさがある
これは特にリュックタイプやハードレザーの鞄に言えることですが、革が分厚くてカチッとしているため、背負った姿が「大人のランドセル」に見えてしまうことがあります。
「大人がランドセルを背負っているような違和感がある」 と感じる人にとっては、少し子供っぽく映るのかもしれません。



確かに、新品のうちは革が硬くて箱みたいなので、ランドセル感は否めません(笑)。でも、使い込んでクタクタになると、一気に『旅人の鞄』みたいになってカッコよくなるんですよ!
3. 「手作り感(クラフト感)」が強すぎる
ハイブランド(ヴィトンやプラダなど)のような、隙のない洗練されたデザインとは対極にあります。
太いステッチ(縫い目)や、真鍮の金具など、「職人が手で作りました!」という主張が強いのが特徴です。
都会的でスマートなファッションを好む人からは、カントリー臭い(田舎っぽい)と思われてしまう要因になります。
4. ロゴの豚(ピッグ)が好みを分ける
ブランド名「PORCO ROSSO」はイタリア語で「紅い豚」。
その名の通り、ロゴマークには可愛い豚の顔が描かれています。
これが「愛嬌があって最高!」というファンもいれば、 「いい歳の大人が持つには、キャラクターっぽくて恥ずかしい」 と感じる人も一定数いるようです。
5. 赤色が「派手」で服から浮く
ブランドの顔である赤(レッド)のレザーは非常に発色が良いです。
モノトーンコーデの差し色には最高ですが、何も考えずに持つと鞄だけが悪目立ちして「浮いている」状態になりがちです。
2. 【評判・口コミ】実は「一生モノ」!愛される3つの理由
「ダサい」という意見はあくまで好みの問題。
実際には、革製品好き(レザーマニア)たちから絶大な支持を得ています。その理由を3つ紹介します。
1. 圧倒的な「エイジング(経年変化)」
ポルコロッソの最大の魅力はこれです。
植物タンニンなめしのオリジナルの革(栃木レザーなど)を使用しており、使えば使うほど色濃く、艶やかに変化していきます。
新品の時が完成ではなく、「クタクタになってからが本番」。
この育てる過程を楽しめる人にとって、これほど面白いブランドはありません。
2. 頑丈すぎて壊れない
「20年後も使える」を謳っているだけあり、作りがめちゃくちゃ頑丈です。
厚みのある革、太いステッチ、しっかりした金具。 多少手荒に使ってもビクともしないタフさがあり、その「道具としての頼もしさ」が高評価を得ています。



華奢(きゃしゃ)なブランド財布だと傷がつくとショックですが、ポルコロッソは傷すらも『味』になるんです。ガシガシ使える相棒感がたまりません。
3. 安心の「メンテナンス保証」
ポルコロッソの製品は、自社工房で職人が手作りしています。
そのため修理体制も万全。
「ホック交換」や「糸のほつれ直し」など、長く使うためのサポートが充実しています。
「売って終わりじゃない」という姿勢も、多くのファンに愛される理由です。
3. まずはこれから!おすすめ商品3選
「いきなり大きなカバンは勇気がいる……」 そんな方に向けて、ポルコロッソの魅力を手軽に体感できるおすすめアイテムを3つ厳選しました。
①L字ZIP財布(Sサイズ・ミニ財布)
キャッシュレス時代に爆発的に売れているのが、このコンパクトなL字ファスナー財布です。 構造はいたってシンプルですが、お札(2つ折り)、小銭、カードが全て入ります。
- おすすめポイント: とにかく薄くて軽い!パンツのポケットに入れても膨らまないので、シルエットを崩しません。「ちょっとコンビニまで」のワンマイル財布としても、旅行用のサブ財布としても超優秀です。
- オシャレな使い方: メインの財布は長財布を使いつつ、仕事中のランチや散歩の時だけこの財布をサッと持ち出す。そんな使い分けができる大人はスマートに見えます。



『とりあえず革の質感を確かめるため』に買ったはずが、あまりに使い勝手が良すぎて、気づけばこれがメイン財布になってました(笑)。エイジング(経年変化)のスピードも早いので、育てる楽しみがすぐに味わえますよ!
② 口枠ショルダーバッグ(がま口タイプ)
ポルコロッソと言えばこれ。
口枠(くちわく)と呼ばれる、ガバッと大きく開く金具を使ったバッグです。
一見「レトロすぎるかな?」と思うかもしれませんが、背負ってみると意外なほど現代のファッションに馴染みます。
- おすすめポイント: ドクターズバッグのように口が大きく開いたまま固定できるので、荷物の出し入れがストレスフリー。そして何より、閉める時の「パチン!」という小気味よい音がクセになります。
- オシャレな使い方: 女性ならワンピースやロングスカートに合わせて可愛らしく。男性なら、シャツ×デニムのようなシンプルコーデのアクセントに。 鞄自体に存在感があるので、服はシンプルにするのが「脱・ダサい」のコツです。



街中でこれを持ってる人を見かけると、思わず『おっ、分かってるね!』と心の中で握手したくなります。それくらいアイコン的な存在。持っているだけで会話のネタにもなりますよ。
③ レザーノートカバー(手帳カバー)
「鞄や財布で赤色はハードルが高い…」というビジネスマンに激推ししたいのが、ステーショナリー(文房具)です。
コクヨなどの普通の大学ノートや、無印良品のノートが、このカバーをつけるだけで一気に「高級品」に変わります。
- おすすめポイント: 毎日手で触れるものなので、鞄以上に「ツヤが出るのが早い」です。会議中や商談中、ふとした瞬間に漂う革の香りに癒やされます。
- オシャレな使い方: 使い込んでクタクタになった赤いノートカバーを、ネイビーのスーツの人がスッと取り出す。この「ギャップ」が最高にカッコいいんです。ボロボロではなく「味が出ている」と評価されるのは、本革ならではの特権です。



スマホでメモを取るのも便利ですが、お気に入りの革カバーを開いてペンを走らせる時間は、何にも代えがたい贅沢です。『よし、仕事頑張ろう』ってスイッチが入る魔法のアイテムですね
④ スマートキーケース(ラウンドZIP型)
車に乗る人にとって、分厚いスマートキー(リモコンキー)の収納は悩みの種ですよね。 ポケットに入れるとボコッとするし、普通のキーケースには収まらない……。 そんな悩みを解決してくれるのが、この立体的なZIPタイプのキーケースです。
- おすすめポイント: マチ(厚み)がしっかりあるので、厚みのあるスマートキーと、家の鍵数本をまとめて収納できます。 中で鍵が暴れないように固定できるチェーンが付いているのも嬉しいポイント。ジャラジャラ音がしなくなるので、ストレスフリーです。
- オシャレな使い方: ナスカン(フック)が付いているので、デニムのベルトループにぶら下げるのが王道のカッコよさ。 赤やキャメルのレザーが腰元のアクセントになり、シンプルなTシャツスタイルも一気に「こなれ感」が出ます。



以前はスマートキーを裸のままポケットに入れてたんですが、これに入れてからは『大事なものを持ち歩いてる感』が出て気分が上がります。ベルトループに引っ掛けて歩くと、鍵を探す手間も省けて一石二鳥ですよ!
まとめ:ポルコロッソは「育てる楽しみ」を知っている人のブランド
ポルコロッソが「ダサい」と言われるのは、そのレトロで温かみのあるデザインが、流行の最先端とは違う方向を向いているからです。
しかし、それは「流行に左右されず、長く愛用できる」という最大のメリットでもあります。
- ピカピカの新品よりも、使い込んだ味のある物が好き
- 一つのものを長く大切に使いたい
- 革の匂いや手触りが好き
もしあなたがこう思うなら、ポルコロッソは間違いなく「最高のパートナー」になります。
他人の評価なんて気にせず、自分だけの色に育ててみませんか?





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